ヘアメイクさんの大荷物

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今日は雨の中、キャリーバッグを引いて、お仕事でした。

大荷物はヘアメイクさんの宿命。

それでも少しは楽になるアイデアをご紹介します!

●キャリーバッグの選び方

皆さん、キャリーバッグは大きければいいと思っていませんか?

確かに大きければ、荷物が入り切れない、ということはないでしょう。

しかし、ヘアメイクさんの荷物は、機械や水物、ガラス瓶などもあります。

できれば、道具に対してジャストサイズが、中で揺れたりぶつかったりしないので安心ですね。

旅行日数で言うと、1週間以内くらいのサイズかと思います。

素材は、ハードケースで雨や衝撃から守りたいところですが、重すぎるなら、おすすめしません。

旅行の着替えなどと違い、中身が重くなることを考えて選びましょう。

タイヤは、片手で引っ張る形になる2輪より、自由に動かしやすい4輪、しかも、早朝や深夜の移動も多いと想定して、静音タイヤがおすすめです。

●道具そのものをコンパクトに

経験を重ねていくと、その現場に合う道具もわかってくると思います。

カーラーはあまり使わないなら、プロ用でなくても、8本立て(あるいは4本立て2台)くらいあれば、家庭用でも大丈夫だったりします。

例えばPanasonicのプロカールンなら、家庭用のカールンと、カーラーやピンを共用できます。

細いカーラーなど、家庭用になければ、普段使いの業務用から借りればよいのです。

逆にコテをあまり使わないなら、カールとストレートを1本にしてもいいですね。

ストレートは前髪くらいしか使わないなら、前髪用の小さいものでもいいし。

ドライヤーも、プロ用で、小さくてもパワー充分なものもあります。

ヘアスプレーなど、大きいほうがコスパがよいものもありますが、小さいものもあれば、現場によって使い分けもできます。

ここで大事なのは、最初から小型や一体型を買って、“それしか持ってないから、それを使う”ではないことです。

それらはあくまで補助、例えば、業務用カーラーが効率的、合理的な現場には、業務用カーラーを持っていける準備は必要です。

「え?じゃあ、フリーのヘアメイクって、けっこう初期投資でお金かかるの?」と思った方、正解です。

しっかり領収書を取っておいて、経費計上することをお忘れなく。

●これがあると便利!

☆小分けボトル
化粧水、クレンジングウォーター、乳液など、お一人分あればいい、なんて場合は、必要な分だけ持っていけます。
☆リップパレット、アイシャドウパレット
色んな色をひとまとめにして、オリジナルパレットを作っておきましょう!

リップはマットな淡いベージュ、赤、ブラウン、ボルドー、オレンジくらいを詰めておけば、ほとんどの色は混ぜて作ることができるし、グロスで質感を変えることもできます。

シャドウも、ブラウン、ピンク、オレンジ、パープルなど基本的な色の濃淡、上から足せるグリッターなどをまとめておくと便利です。

リップやシャドウだけど、チークにも使えるものがあると、更に便利ですね。
☆キャリーバッグのカバー
雨だからって移動しなくてよいわけではないので、対策しておきましょう。
コテやドライヤーが雨に濡れて壊れて、持って行ったのに使えない、では、もったいないですから。
ハードケースでも、ファスナーから水が染み込んだりするので、要注意です!
☆防水スプレー
同じく雨対策。
私物のバッグや靴にはもちろん、カバーをかけるほどではない小雨や、急に降りだした時のために、キャリーバッグも防水しておきましょう!
☆エコバッグ
何故か不思議なことに、持ってきた荷物が帰りには収まらないのも、“ヘアメイクあるある”。
撤収が遅くなって他のスタッフなどに迷惑をかけそうなら、入り切れないものをひとまずエコバッグに入れて撤収して、後で整理もできます。
☆リュックサック・斜めがけバッグ
どうしても道具が減らないなら、私物を両手が空けられるバッグにしてしまう!という、最後の手ですね笑。

●使いやすくてよい技術ができるものを選ぶ

今回は、荷物を少しでも軽く、小さくする方法をテーマにしましたが、それによって、求められる水準の技術ができないなら、本末転倒です。

現場が狭い、移動車に積む荷物が多いなど、“コンパクトにしないといけない”ということもありますが、“これだけはないと無理!”なものまで削らないことです。

そして、自分の道具をしっかり使いこなして、ノウハウがあればこその、コンパクト化です。

お客様に「道具が少ないから、満足いくヘアメイクをしてもらえなかった」と思われないためには、少ない道具、コンパクトな道具でも満足してもらえる、技術力や商品知識も必要なのです。

重い荷物を持つことはヘアメイクさんの宿命ではありますが、それが仕事の本質ではありません。

長年の無理が祟って足腰を痛めたりして、仕事を続けられなくなる、なんてことにならないためにも、工夫をしていきましょう。

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