カウンセラーは答えをくれない

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フリーランスサポーター、Free’s netです。

今回は自分が一番やっていきたい“相談を受ける仕事”について、考えていることを書いてみようと思います。

土曜日更新じゃなかったのかよ!とお思いの方が、もし、いらしたら。

一昨日の試写会+映画のPRのためのヘアセットサービス、からの、昨日のイレギュラーな婚礼担当でヘロヘロの状態から、どうにか復活して書き始めているので、ご容赦くださいませ!

●相談に乗るのは難しい

なんだかもう、出だしから元も子もないですが、相談に乗るって、難しいですよね。

実は私、“相談に乗る仕事”の代表と言っても良いかもしれない、心理カウンセラーを目指したことがありました。

でも、勉強すればするほど難しく、結局、来談者と直接向き合う普通のカウンセラーを諦め、メイクを媒体にしたカウンセリングのような位置付けで“サクセスメイク”というメニューを提供するに留まりました。

基本的に、心理カウンセリングを受ける方(クライエント)は、自分でも把握しきれなかったり、無意識に忘れ去ろうとした傷を癒したい方がほとんどです。

クライエント自身が、“これが原因で自分は悩んでいる”と思っていることが、実はフェイクで、もっと深いところに隠れた根っこを見つけないといけなかったり、

うっかりその根っこにある地雷を踏んで、信頼関係が築けなかったり。

本当に誰にでもできる仕事ではないので、先生や、カウンセラーになって頑張っている仲間には、尊敬しかありません。

●カウンセリングにも色々種類があるけど

そんな“心理カウンセリング”以外にも、“キャリアカウンセリング”など、カウンセリングにも色々あります。

私がやりたいのは、キャリアカウンセリングに近いと思うのですが、“ヘアメイクになりたい”“フリーランスになりたい”という方の、お役に立ちたいのです。

先日もヘアメイクの先輩(と言っても、年齢は私のほうがおばちゃんw)から相談を受けたのですが、

ヘアメイクの仕事から、メイクレッスンの講師やそれ以外にも挑戦したいことがあって、そちらに舵を切るための参考に、話を聞きたい、とのことでした。

その先輩には、私がアンバサダーの一員として活動している“Adobe Express”がぴったりで、

先輩も私の「アンバサダーになりました!」の発信を見て、連絡をくれたのでした。

そして、その先輩のすごいところは、その場ですぐアプリをダウンロードして、「色々触ってみて、わからなかったら質問していい?」となるところ。

そう、誰かに何かを相談しても、自分が具体的に動かないことには、何も変わらないし、何の結果も出せないのです。

●じゃあカウンセラーの仕事は何?

何となく、カウンセラーやコンサルタントに相談したら「これをやったらいいよ」と教えてもらえたり、手を引いて導いてくれるイメージって、ありませんか?

私がカウンセリングを勉強してきて、それだけはわかった、と思っているのが今回のタイトル、「カウンセラーは答えをくれない」なのです。

カウンセラーは“話を聞く人”です。

特に私は“来談者(クライエント)中心療法”という、カウンセリングの手法を主に勉強したので、そう思うのかもしれません。

クライエント中心とは,人間の尊厳に対するカウンセラーの姿勢・態度から生まれるアプローチであり,カウンセリングで援助を求めている人は依存的な患者ではなく,かけがえのない個人を生きているクライエントであること,カウンセラーはその個人の価値と意義を尊重し,自己実現傾向を信頼する人間観と基本的態度をもっている人であることを強調した。
(中略)クライエント中心療法の中核となる仮説は,カウンセラーが関係の中で,クライエントに本来備わっている成長への潜在力を発揮できるような風土づくりをすることであった。

コトバンク“クライエント中心療法”より
(太字は引用者による)

ちょっと難しい引用かもしれませんが、このように“話を聞く人”は、ただ聞いて、頷いて、オウム返しをしているのではなく、話している本人に解決する力があることを信じ、サポートをしているのです。

これは心理カウンセリングに限らず、仕事や恋愛や、何かに特化したカウンセリングでも同じだと思います。

例えば、恋愛カウンセリングで「あなたはこういうファッションをしたら、モテるようになるから!」と、無理矢理服装を変えられ、ヘアメイクを変えられて、それが自分の好みじゃなかったら、イヤですよね?

私なら全力で拒否します(笑)

カウンセラーとは、相談に来た人自身の中にある答えを、自分で見つけるサポートをする人です。

なので、相談を受けて、相手が良い状態に変化、成長したとしても、カウンセラーの手柄ではありません。

でも、相手が本質に近づいたときは、感覚でわかります。

ヘアメイクさんなら、本当にお客様が求めるヘアメイクを形にできたとき、お客様のちょっとした表情や声のトーンでわかると思いますが、そんな感じです。

私はそれを「鍵が開いた」と表現しているのですが、自分がサポートしていてもしていなくても、誰かの「鍵が開く」瞬間は、“おぉっ…!”となります。

多分、アドレナリン、出まくってます!w

そんな訳で、私は相談を受けるのが好きなのです。

答えを求めて来られたら、ご期待には添えないけど、壁打ちの壁のように考えを整理するお手伝いができれば、最高です。

壁打ちの壁が欲しい人は、“お問い合わせフォーム”から、ご一報くださいね!

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