君は“武道館”を目指すのか

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フリーランスサポーター、Free’s netです。

先日、Twitterでやり取りさせていただいた中で、“どの業界でも、それを情報発信しないとね”と思うことがありました。

それは“就職、転職が難しいと思われている職種にも、色んな働き方、やり方があるよ”です。

●ヘアメイク業界にも色々な仕事がある

このブログは主に、ヘアメイクさん、ヘアメイクになりたい学生さんに向けて書いています。

なので、“ヘアメイク業界”としましたが、それぞれご自身の職業や、憧れの仕事を当てはめて読んでみてください。

私は一般企業からヘアメイクに転職しています。

最初に上司に「退職してヘアメイクをやりたい」と相談したら、「そんな仕事で食べていけるのなんて、ごく一部なんだから」みたいなことを言われ、「そうかも…」と思った私は、転職を思い止まりました。

その後、会社の買収合併やら、色んな事が重なって「やってられるかー!本当にやりたいことやるぜ!」となって、無事?転職したわけですが。

いざ転職してみると、ヘアメイクさんって世の中にいっぱいいるし、むしろ慢性的に人手不足なことがわかりました。

●何故、夢物語のように言われるのか

では何故、世の中には“かっこいいけど現実的ではない”と思われがちな職業があるのでしょうか。

ヘアメイクなんてまだマシなほうで、例えばミュージシャンや作家など、“よほどの才能がなきゃできない仕事”と思われている職種が多々あります。

恐らくそういった職業は、本当に一握りのスターが存在してしまうから、ではないかと私は考えています。

元々、このテーマのきっかけになったのは、画家の方のツイートですが、確かにちょっと絵が上手くて、芸大や美大に行けたとしても、

例えばピカソのように、芸術的価値も認められ、商業的にも成功する画家になれる可能性は高くはないでしょう。

私のヘアメイクスクールの同期にも、担当した有名タレントと友達になって、そのタレントさんのInstagramに載ってたり、化粧品のプロデュースをしているヘアメイクさんがいますが、

同期約40名中、そこまで目立った活躍をしているのは、彼女一人だけです。

でも(負け惜しみのように思われるかもしれませんが)、私も同じようになりたいかというと、そうではありません。

目指すところが違うからです。

●目立たない働き方もある

私は当初から、一般の方のヘアメイクがしたかったので、ブライダルなどの仕事を中心にしています。

でも、そういう働き方だと、メディアに注目されることも少なく、有名にはならないことがほとんどです。

そういうヘアメイクさんが、全国、いや、もしかしたら全世界に、たくさんいます。

それは“成功”ではないのでしょうか?

きっかけのツイートをした画家さんは「先生になれ」と言われたようです。

多くの業界では、講師や教師になると、安定した収入が得られたり、社会的にも認められるのかもしれません。

では、安定収入や社会からの承認がないと、“成功”ではないのでしょうか?

Twitterでのやり取りに、音楽の観点から発言されていた方がいて、

「若いミュージシャンに目標を訊くとだいたい、“武道館でライブができるようになりたい!”みたいな答えなんです」

とのことでした。

でも、武道館をいっぱいにできるのも確かに凄いけど、今なら“世界に配信されている”とか、別の凄さが多数あるはずなのです。

世界と言わずとも、“定期的にどこかに訪問して演奏していて、その日を心待ちにしてくれる人がいる”というのも、凄いことだと思いませんか?

そんな風にいろんな☆ミュージシャンの在り方、☆画家の在り方、☆ヘアメイクの在り方を想像してみて、ワクワクできる在り方を目指せば良いと思います。

“成功”も“幸せ”も人それぞれ。

複業などの選択肢も増えたこの時代に、それでもあなたは“武道館”を目指しますか?

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