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フリーランスサポーター、Free’s netです。
何だかいつも、ブログには、困ったこと、気をつけたほうがいいこと、など、どちらか言えば楽しくないことを書いてしまいがちです。
せっかく春、新人さんもやってくる頃なので、「ヘアメイク楽しそうだな」と思っていただけることを書いてみたくなりました。
楽しいことは色々ありますが、今回は「旅」をテーマにしてみようと思います。
●ロケの楽しみ
今回の「旅」というテーマを思いついたのは、京都ロケの桜吹雪を思い出したから。
“ロケ”というと、テレビや映画をスタジオの外で撮影するようなイメージがありませんか。
ヘアメイクでも芸能系を目指してる訳じゃないから、関係ないわ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、最近は特に、普通の結婚式を「密になるから」と泣く泣く延期にされる方も多くなり、それなら、とフォトウェディングの需要が増えています。
先述の京都ロケは、以前から人気のある『京都で和装ウェディングフォト』のプランです。
ある日、いつものロケ場所(人気のスポット、巽橋)などが撮影に使えず、カメラマンさんが、代わりの撮影場所を探してきました。
川沿いの桜並木なのに、住宅街に近いからか、観光客はほぼいない、穴場スポット。
良い場所だけど、例えば巽橋のサンプルフォトを気に入ってくださった、とか、「思ってた場所で撮れないんだ、残念…」みたいに思われないかな?と内心不安ながら、撮影スタートした瞬間。
強い風が吹いて、満開の桜が「桜吹雪とはまさにこのこと」と言わんばかりに、舞散ったのです!
あんなに見事で幻想的な桜吹雪を、後にも先にも見たことがありません。
正に役得、でした。
●行ったことのない場所
ヘアメイクさんにとっての“撮影”は、仕事ばかりではありません。
特にフリーランスなら、「こんなヘアメイクができますよ」と見せるための、“ポートフォリオ”が必要です。
ポートフォリオの撮影は、自分が企画して、モデルさん、カメラマンさん、スタイリストさんなどを手配するものですが、逆に、モデルさんやカメラマンさんから誘われる、という場合もあります。
そのときに、単発でギャラを払ってお願いしていると、経費がかさむので、「作品撮り」などと呼ぶ、無償のやり方があります。
ポートフォリオが必要なのは、上記の職業の皆さんも同じなので、お互いのギャラはなし、できた作品は参加した全員が無償で使用可能、という約束の下、行うやり方です。
- きっかけが有償での依頼でも、難度も同じ方と撮影して気心が知れてくると「作品撮りしましょう」という話になる
- 最初からSNSなどで「作品撮り」としてメンバー募集する
などのパターンがあります。
うちの作品撮りチームのカメラマンは、写真展等を行う際、テーマを決めて撮ることが多く、ロケ場所も彼のアイデアで、モデルさんも私もただ、連いて行くことが多いです(笑)。
今までのロケ場所は
- 友ヶ島(和歌山県)
- 淡路島(兵庫県)
- 岬町(大阪府南端)で友人が営む古民家カフェ
- 大磯(神奈川県)カメラマンの師匠がお住まい
…など、自分では、わざわざ行こうと思わなかった場所がほとんど。
旅行でも行けるとは言え、ヘアメイクをやってなかったら、特に遠方の大磯なんて、行かなかったんじゃないかなー、と思います。
師匠から「自分の故郷を撮ってみたら」と言われているカメラマンが、故郷の沖縄に呼んでくれるのを、チーム一同楽しみにしています!(笑)
●いつの間にか鉄子
私は大阪を拠点に「京阪神、奈良、滋賀、和歌山は交通費込みで伺います」が売りです。
本当は都心部から離れると、交通費を貰わなきゃいけないんだろうなぁ、と思うものの、楽しいから行きます。
駆け出しで、「とりあえずいただける仕事は何でもするフェーズ」の間に、乗ったことない電車に揺られてあちこち行くうちに、電車移動そのものが楽しくなってきたのです。
これも、仕事でなければ行かなかった場所が多々あります。
神戸の西端、垂水や舞子とか、更にその先の加古川、姫路、岡山までありました(この辺りは流石に事務所経由の仕事で、交通費は実費精算)。
本当は荷物も重いし、車移動ができれば良いのでしょうが、鉄道の旅も楽しいものです。
車で移動するにしても、旅好き人間なら、ひとつのサロンに常駐でなく、あちこち移動するタイプの仕事を選べば、趣味と実益、一石二鳥です!
(でなければ、交通費は別途にします。稀にお客様のほうから、交通費を上乗せしてくださることも)
●楽しすぎて、まとまりません
そう言えば舞鶴にも行ったな、ごはん美味しかったな、とか、会社の車で知らない場所に連れていっていただく話、など、話は尽きません。
こんな経験できる仕事って、あんまりないのではないでしょうか?
今回は、旅のお話をさせていただきましたが、ヘアメイクをやっててよかったなー、と思うことはまだまだたくさんあります。
今後も時々、こういう“だらだらテイスト”の回があると思いますので、よろしければおつきあいくださいませ。
