https://hairmakematching.com/2021/01/07/「#成人式撮影します」の注意点(お客さま編)/
↑こちらで、お客様に気をつけていただきたいことなどを書きました。
ここでは、スタッフとして気をつけたい点を上げたいと思います。
*感染対策
これは必須ですね。
マスク、消毒用アルコール、滅菌ライト、ヘアメイクなら使い捨てのブラシやチップ、スポンジやケープも使い捨てにする、とか。
密室になるスタジオでなく、屋外にするとか。
(プロの方は大丈夫だと思うけど、犯罪や冤罪という観点から、お客様であるお嬢様と特に男性カメラマンが2人きりになるのは、よろしくないと思う)
*着付、ヘアメイクについて
こういう撮影への反対意見には「着付どうするの」というのがあるけど、基本は着付、ヘアメイクをキャンセルできなかったお嬢様向けが良いかと。
その場合でも、着崩れたりした時、お直しできるスタッフは用意しておく方が良いと思う。
*振袖を撮ったことがない
せめて型を付けられるアシスタントをつけられないなら、断って欲しい。
「お客様編」に書いたように、お客様納得の上なら良いけど、特に前撮りをしていないお嬢様なら、親御様などにも確認すべき。
成人式はお嬢様の記念日であると同時に、20年間育てて来られた、ご家族の記念日でもあることを忘れずに。
お着物に関しては、お嬢様よりお母様やお祖母様の方が思い入れがあるかもしれない。
綺麗に残してあげられる方に振ることも考えて。
*人物をあまり撮っていない
今回は遠慮していただきたいところ。成人式って一生一回だから。
善意であって上手い下手じゃない、と思うかもしれないけど、やっぱり最低限のレベルはあると思う。
お知り合いとかなら、また話は違うかもしれないけど。
自分ができないことを無理に受けるのは、逆に迷惑にもなりかねない。
*無償で撮る代わりにSNSなどで拡散、宣伝してほしい
…言語道断。
困っている人を利用するな。

…色々、書いてきましたが。
これはあくまでも私の意見です。
もし、撮影をしたことで感染拡大に繋がったら、撮影に関わったスタッフは責められるかもしれません。
でも、もし逆に、感染拡大にならなかったら、撮影をすると表明しなかったカメラマンさんを責める人がいるかもしれません。
これは何とか阻止したいところです。
自分が責任を持てないことをしない、という選択は、間違っていないはずだから。
現状で何が正解なのか、誰にもわからないと思います。
やると決めたら、技術的にも倫理的にも、誰にも文句を言わせないものを提供する、それができないならやらない。
そして、自分と違う選択をした人の考えも尊重する。
それだけではないでしょうか。
特にフリーランスとして活動していこうという方は、自分で考えて決めることが何よりも大事だと思います。