これは考え方によるかもしれませんが。
私は器用貧乏の方が、フリーランス向きなんじゃないかな、と思います。
何故なら、フリーランスはとにかく、やることが多い!
営業や広報(SNS含む)しなきゃ、仕事が歩いてやって来る訳もなく。
仕事を受けたら、支払方法や期日を確認して、請求書なり領収書なりを発行しなきゃ、お給料(ギャラ)は入ってこないし。
仕事道具は自分で管理して、足りなければ購入して、経費として計上できるように、領収書もらって整理して保管して、記帳して…。
これが会社員なら、
営業さんが仕事取ってきてくれて、
経理さんが請求書発行して入金管理して、
人事や総務の方によって自動的に給料が振り込まれ、
何なら納税や保険料の支払もしてくれるなど、至れり尽くせりなのですよ!
例えば私はヘアメイク業ですが、
もし、スペシャリストなら、お客様を綺麗にすることだけ考えて、
その他のことは、営業や経理のスペシャリストがやってくれる、会社組織にいるほうが、
皆にとってハッピーだと思うのです。
でも、私は色んな場所に行きたいし、決まったことの繰り返しは苦手だし、
だったら、自分で仕事を作ったり探したい(就職先、と言う意味の“仕事”じゃなくて…わかります?)ので、
フリーでやっていくほうが、やることが多くても、全然楽なんです。
Instagramで注目されているヘアメイクさんの作品写真などを見ると、
自分の技術力と比べてしまって、悔しくなることもあると思います。
でも、その方達は、事務所に所属して、ヘアメイクに専念できる環境なのかもしれない。
器用貧乏、って言葉は「貧乏」と付くだけあって、コンプレックスに思っている方も多いと思いますが。
器用貧乏だからできる働き方だってあるのです!

色んな方向に適性のある人を「マルチポテンシャライト」などと呼んだりしますが、
「器用貧乏」よりはポジティブな印象だし、呼び方を変えてみてはどうでしょう?
「何でもできる」、自分を誇れ!
逆にスペシャリストタイプで「じゃあ、私はフリー向きじゃないのかな…?」と思った方は、
それぞれの業務を任せられるスペシャリストを探して、チームを組めばよいのです!
今はまだ少なくても、フリーの事務員さんとか、営業さんとか、秘書さんとか、これからもっと、増えていくはずだから。
チームビルドのお話はまた、改めて…。