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フリーランスサポーター、Free’s netです。
フリーランスの皆さま、フリーでやっていきたい!と思う皆さまが迷うことに、“どこまで自分でやるのか”があるのではないでしょうか?
今回は、何を自分で処理して、何をプロに任せるか、を考えてみたいと思います。
●フリーランスのやるべきこと
特に、これからフリーで、と思う皆さまは、そもそもどんな業務があるのかが、わからないかもしれません。
参考までに、私がフリーランスだからやっていること、を上げてみますね。
大きく分けるなら
①営業、集客
②現場業務の準備
③金銭管理
④周辺業務
という感じだと思います(大体の括りで番号を振りましたが、会社なら複数の部署がやっていたり、会社によって違いそうなものはカッコ書きを付けました)。
- SNSの投稿①(②)
- ホームページの管理①
- 募集に対する応募①
- 取材やアンケート対応①
- 受注案件の管理①
- 受注先との連絡①(③、④)
- ヘルプの確保①(②、④)
- スケジュール調整②(①、④)
- 仕入れや在庫管理②
- 業界や技術のリサーチ②(①)
- 請求業務③
- 入金管理③
- 確定申告などの税金関係③
- 社会保険の管理④(③)
- 健康診断などの手続き④
今、浮かんだのはこのくらいですね。
●会社員なら分業できる
前項で番号を振ったように、会社に所属していれば、①は営業さん、③は経理さん、④は総務や人事の方がやってくれることです。
②は流石に自分や現場サイドかな?と思いますが、ものによっては営業事務の方などがやってくれることもあるかも。
恐らく、人を雇わずに個人事業主でやるなら、これら+元々の業務(私なら現場でのヘアメイク)くらいは、自分でやったほうが良いと思います。
外注すれば、外注費もかかるし、自分の思いを伝えて実行してもらうのに、解釈の違いなどで思った通りにならないこともありますから。
●じゃあいつ、何を外注するの?
当然、こういう疑問が湧きますよね?
私が思う基準は、“本当に専門知識や技術が要るもの”です。
例えば何かのトラブルに巻き込まれたら、お金はかかっても、弁護士さんにお任せするほうが良いかもしれません。
個人事業主から会社組織に変えるなら、手続きを代行してくれる税理士さん、行政書士さん、司法書士さんなどにお願いするという選択肢もあります。
そういう、“素人がやると、調べものや確認に無駄に時間がかかりそうなもの”は、専門家に任せるのが良いのではないでしょうか。
その処理や手続きにかかる時間を、時給換算してみましょう。
プロに頼んだほうが安くつくなら、外注一択です。
その専門知識が後々役に立つなら話は別ですが、恐らくそういった法的なことはそうそう起きないし、万一起きたとしたら、その都度専門家に相談すれば良いでしょう。
悩みどころは確定申告ですが、恐らく個人なら会計ソフトなどを上手く利用すれば簡単だし、毎年のことなので自分でさくっとできれば、税理士さんに頼むより、色んな意味で楽だと思います。
●どうしてもできないことがあるんだ…
それでも、前項までで“自分でやったほうが良い”としたことの中でも、どうしても苦手なものは、外注しても良いと思います。
例えばTwitterでの宣伝、集客を頑張ろう!と思ったとき、文章が苦手な方が何時間も悩んで140文字を打つくらいなら、代行業者に依頼するほうが良いかもしれません。
オンライン秘書、事務代行、営業代行などのサービスも増えているはずです。
一度は自分でやってみて、“これはどうしても苦手で、この時間を実務に充てたほうが良い!”と思うことがあれば、外注も検討してみましょう。
これも前項と同じく、時給換算してみると良いですね。
●全員に当てはまる正解はない
ここまで書いておいて何ですが、何を外注するか、自分でやるかは、人それぞれ違います。
文章が苦手ならSNS運用、数字がどうしてもダメなら事務代行や税理士さんなど、自分の事業規模や売上も考慮して、柔軟に考えられれば良いですね。
