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フリーランスサポーター、Free’s netです。
私が感じている、フリーランスの良さのひとつに“スピード”があります。
これはフリーランス本人にとってだけでなく、仕事を依頼する側にとっても、同じかもしれません。
今回はフリーランスの武器とも言える“スピード”について、考えてみましょう。
●何故フリーランスなら早いのか
まず、企業で何かをしようとすると、担当者一人の判断ではできないことがあります。
その場合、“稟議書”を作成し、直属の上司を経て、最終的な決定ができる人の承認をもらうまで、実行できません。
組織が大きくなればなるほど、稟議書は沢山の人に回すことになり、案件の発生から実行までのタイムラグが生まれます。
でもそれは、万一問題が起きたとき、責任を分散してフォローしてもらえる、ということでもあり、会社員のメリットです。
その点、フリーランスなら担当者=経営者な訳で、“全責任は自分にある”という負担と引き換えに、即決が可能です。
●どんな人がフリーに向いているか
さて、あなたは責任や負担を負っても、スピーディーに物事を進めたいと思いますか?
答えがYESなら、フリーランスという働き方が合っているのではないでしょうか。
度々書いているように、私はフリーランスを応援したいと思いますが、誰でも彼でもフリーになればいい、とは思いません。
人には向き・不向きがあり、向いていない人がフリーになると、ただただ負担やリスクを背負っているように感じてしまうだろう、と思うからです。
フリーランスは、会社でなら分担して行う、企画・営業・経理・経営などを一人で行うのが基本なので、とにかくやることが沢山あります。
それらを効率的にこなすことを楽しめないと、フリーランスという働き方に追い詰められることになりかねません。
やむを得ない場合を除き、追い詰められるような働き方を選ぶ必要はない、と思いませんか?
●後回しにしたことは実行されないと思え
フリーランスはやることが沢山ある、と書きました。
明日はこのタスクを処理しよう、などと予定を立てていても、何だかわからないけど、次から次へと、やるべきことは増えていきます。
ビジネス書などでよく言われる“緊急ではないけど大事なこと”を、スケジュールにゆとりがあるから、と後日に回したりすると、
その間に“処理は急ぐけど些細なこと”などがどんどんやってきて、結局もういいや…ってなってしまうのも、フリーランスあるあるかもしれません。
ここで最初の話に戻って、スピード感はフリーランスの強み。
何かのアイデアを形にするのに、稟議書回したりしなくていいのだから、ガンガン進めていけばいい。
特にフリーになりたてだと、経験がない分、準備を完璧にしておかないと怖いという気持ちもわかります。
でも、“完璧”なんてそうそう整わないし、経験がないからこそ、行動して経験を積む以上の学びはないのではないでしょうか。
着手は早く、動き出したら行動は速く。
長年フリーでやってきて、「意識しておかないとな」と、実感していることのひとつです。
