右肩上がりはどこまで上がる?

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フリーランスサポーター、Free’s netです。

最近、ニュースを見てて、ふと、思ったのですが。

経済とか、出生率とか、棒グラフや折れ線グラフで示すような数字って、上がるほど良いって思いがちだけど、これっていつまで上がり続けるんだろう?

感染者数とか、失業率とか、下がるほうが良いものは、究極理想で言えば“0”って目標があります。

でも、上は?どこがゴールなんだろう?

という訳で、今回のテーマは“上がるだけが正解なのか?”です(強引)。

●誰もが上を目指す社会

ニュースで見る国家予算とかだとリアルにわかりにくいので、会社の売上予算を考えてみると、前年実績より少し高めが当年の目標、が普通だと思いませんか?

これも私は「会社はどこまで成長するつもりなんだろう?」と、謎に思います。

売上をアップするためには、単価を上げるだけではなく、客数やそのお客様に対応するスタッフが必要になります。

人口は減少していくのに?

もしかして、出生率を上げよう、というのも、消費者と労働者を増やすため?

政治家はじめ賢い方々は、その辺りの自分なりの答えを持って活動しているかもしれないけど、普通の人々には、今一つよくわからない。

もう、そういうのって、賢い方々に任せるしかなくて、せめて選挙などで“ちゃんとやってくれそうな人”を選ぶしかないのかな、と思います。

自分の専門は、そこじゃないから。

●身近な話ならどうだろう?

今回のテーマ設定には、ニュース以外にもうひとつ、きっかけがあります。

前にも書いた気がするけど、いつまでもアシスタントでいる、パート先の美容師さん。

国家資格は持ってるから、美容師さん、で良いのだろうけど、社内試験に受からないからカットとかできないし、「美容師さん、なのか?」と思わなくもない、微妙な立場で、もう何年もいるんですが。

(一般的に、美容師さんが入社して、スタイリストになるまでに時間かかり過ぎ問題は、ここでは敢えて触れません)

彼女は本当に、この先どうするつもりなのかなー?まあ、それは個人の自由なので良いけど、純粋に今までできなかったことができるようになる、って、楽しくない?

ここまで思って、はた、と気づきました。

本当に“できなかったことができるようになる”って、全人類の楽しみや幸せ、なのか?

“そこそこの立場で、何となく毎日楽しい”ことを、幸せと呼んじゃいけないのか?

●上を目指し続けてきた人にはわからないこと

多分、美容業界とか、技術職でやってきた人って、一人立ちして自分の店を持つ、とか、明確な目標を持って、成長することが当たり前に思うのではないでしょうか?

でも今、幸せの基準は変わってきています。

一人一人の成長が、引いては業界だったり、国家だったりの成長に繋がる、という視点もありますが、その“業界”や“国家”は、いつまで右肩上がりで有り続けるべきなのでしょうか?

私も“成長はいいこと”“上を目指すのが当然”と思って、ここまでやってきました。

上を目指しながらも至らぬ自分に歯痒い思いをし、できることがひとつ増える度に、充実感を覚える。

その繰り返しが“幸せ”と認識する年代、環境の人もたくさんいると思いますが、それとは違う価値観の人も、確かに存在します。

もし、右肩上がりのフェーズがもうすぐ終わるとすれば、ゆるゆると、その時々の楽しさを感じる生き方が、主流になるかもしれません。

目標を持ち、努力する自分が正しいと思っていると、そうでない人を否定したり、見下したりしてしまうことも、ありませんか?

どちらが上、とか、正しい、とかじゃなくて、自分と違う価値観を認めて、共存できれば、きっと皆が生きやすくなるんじゃないかなぁ。

…と、大仰な話になってきたので、今日のところは、この辺にしますが、後進の指導にお悩みの方の、何かのヒントになれば、と思います。

上昇だけが正解なのか?

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