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フリーランスサポーター、Free’s netです。
仕事の時の服装って、難しくないですか?
特にヘアメイクさんは、メイクの色がちゃんと見えるように、モノトーンという縛りがありつつ、おしゃれさも必要なので、高度なセンスが求められると思ってます。
お仕事の内容によっても、相応しいファッションがあるでしょう。
今回はそんな、“理想のお仕事ファッション”を探ってみたいと思います。
●ブライダルの場合
そもそも、ブライダル業務の時のスーツ探しから、このテーマを思いついたのですが、本当に求める条件が細かくあるんです。
ひとまず、ざっと挙げてみると。
- ポケットは大きめ
- できれば内ポケット付き
- 欲を言うなら胸ポケットも
- 股上は深め
- 裏地は要らない
- ウォッシャブル
などなど。
ポケットについては、最初にお世話になった会場さんの制服のイメージがあります。
それはアテンド用のバッグなどを持たずとも、ティッシュやお直し用のメイク道具をサイドポケットに、コームやミニスプレー、進行表などの資料を内ポケットに、など、必要なものを持ち歩けるようになっていました。
ポケットに色々入れても目立たない、大きめのシルエットもポイントだったかも。
股上の浅いパンツだと、ドレスの裾を捌くために屈んだ時に、下着が見えてしまった!というアクシデントはよくあると思います。
だから、リストに“股上が深め”を入れていますが、ジャケットが大きめでも、防げるアクシデントですね。
また、ドレスを捌くだけでなく、ドレス着付の時なども屈んだりしゃがんだりするので、動きやすさは大事。
パンツに裏地が付いてると、表地がストレッチ入りでも、裏地が同じように伸びずに破れることもあります!
その辺りが、オフィスワークのスーツとは違うところではないでしょうか。
ウォッシャブル、はクリーニングに持っていく時間がないことがある、
胸ポケットは名札をピンを刺さずに、クリップで付けられる(生地を傷めず長持ちさせたい)、
という理由なので、他の業界でも希望がありそうですね。
●撮影などスーツ以外の仕事
では、ブライダルのようにスーツ着用が決められていない、現場の場合はどうでしょう?
モノトーンが基本なのは、上記のメイクに関わる理由以外にも、“黒子”といった意味合いがあることも考えられます。
かといって、モノトーンなら何でも良いわけではありません。
これも、条件をリストに書き出してみましょう。
- おしゃれに見え、センスを感じさせるか
- 動きやすさ
- お客様を不快にしないか
- 汚れても問題ないか
- 場に相応しいか、堅苦しすぎないか
こちらは解説不要かもしれませんね。
例えば担当してくれる美容師さんが、ダサいファッションなら、「変な髪型にされたらどうしよう?!」と不安になりませんか?
見た目を整える美容の仕事をするなら、ファッションセンスを感じさせることは、仕上がりへの安心感にも繋がります。
動きやすさ、は言わずもがな、素早くお直しに入ってはける!ができるのは当然です。
そのためには、単純にスカートよりもパンツの方が良いかもしれません。
そして、袖丈は長過ぎないほうが良いし、ボリュームがありすぎるのも邪魔っ気です。
特にメイクをしている際など、ボリューミーだったりヒラヒラした袖口が、お客様に当たってしまうと、不快感を与えかねません。
また、ヘアメイクの仕事は袖口にヘアスプレーが飛んだり、意外と動き回って汗をかいたりもするので、おしゃれだからといっても、汚れても洗えないような素材のものは避けるほうが良いですね。
そして、スーツが決まりでないなら、きちんとしすぎていると、現場で浮いてしまうかも。
何度も行く現場なら、他のスタッフさんのファッションを観察して、テイストを合わせることも必要かもしれないですね。
●これからヘアメイクを目指すなら
ここまで書いたことは、経験者の方なら今更、ということがほとんどでしょう。
もしかしたら、「そこは違うな」とか、「私はこういうところを気をつけているよ」などもあるかもしれません。
そういった声が集まるといいな、と思います。
そして、これからヘアメイクを目指す方、ヘアメイクの中でも今までと違う業界への転身を考えている方に、参考にして頂けると嬉しいです。
