ジューンブライドの真実(というほど大袈裟ではない話)

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この時期「ブライダルヘアメイクをしています」と誰かに言うと、かなりの確率で「今、忙しいでしょう、ジューンブライドで」と言われます。

ですが…答えは「いえいえ、そうでもないですよー」くらいです。

何故なら、この時期はヨーロッパでは良い気候ですが、日本はほぼ、梅雨にあたるからです。

梅雨時の婚礼が減る時期の対策として、どこかのホテルの社長さんだかが、販売促進のため、ヨーロッパの風習を持ち込んだのが、日本の“ジューンブライド”の始まりとのこと。

でも、せっかくロマンチックな風習があるのだから、「日本には合わない」と、全否定するのも勿体ないですよね。

ということで、「梅雨時のジューンブライドを楽しむコツ」を考えてみました。

●全天候型の会場を選ぶ

「どうしても、ガーデンウェディングがしたいの!!」という方には、この時期の挙式はおすすめしません。

夢が叶わないリスクが高過ぎます。

でも、“全天候型”を謳っている会場なら、一度館内に入れば、チャペルも、ゲスト全員の集合写真が撮れる大階段や中庭などのスペースも、屋根の下にあります。

はじめからその会場に合わせた演出なら、雨が降っても安心ですね!

●ゲストへのケア

例えば、駅から直結の会場なら、少なくとも最寄り駅を降りたあとは、雨に濡れることはありません。

お着物のゲストの方はもちろん、ヘアセットだって湿気で崩れることもあるので、会場で着付けやヘアメイクの予約を取っておいてあげるとよいでしょう。

恐らく多くの会場は、ゲストの着付けやヘアメイクの代金は、新郎新婦が婚礼代金に含めて払うか、個人での精算かが、選べるはずです。

足元の悪い中、来てくれるゲストの代金は、負担してあげてもよいですね。

その他、雨に濡れてたどり着いたゲストが着替えられるスペースを広めに確保する、とか、引出物はかさばらないカタログギフトにする、とか、考えると、色々出てきそうですね。

●梅雨だからこその楽しみ

梅雨に咲く花、と言えば、アジサイ。

近頃人気のアジサイって、ブーケにしても良いし、ヘッドドレスとしても使いやすいのです。

ドライフラワーやプリザーブトフラワーならオールシーズン楽しめるかもしれないけど、生花で楽しめるのはこの時期だけ。

そう言えば、6月頃咲き始める“アガパンサス”は、ギリシャ語の“愛”と“花”が語源になっているという、ウェディングにぴったりなお花です。

その他に 、ライラックやラベンダーもこの時期のお花だそうですよ。

また、いっそ“雨”をテーマにして、ウェルカムスペースやケーキなどを作ることもできそうです。

てるてる坊主を装飾として使うとか(笑)

●雨降って地固まる

私が時々、雨を気にする新郎新婦さまに言うのが、「スピーチの方は“雨降って地固まる”という、定番の挨拶ができますね!」です。

これには、ウェルカムスピーチや謝辞に緊張する新郎さまに「お足元の悪い中、私たちのためにお集まりいだだき…」と、当日の状況を盛り込んだお礼が言えたらOKですよ!バージョンもあります(笑)

確かに雨の中の挙式だと思うと、憂鬱になりますよね。

でも、決してデメリットばかりではないし、できる対策はしつつ、それはそれで楽しむ気持ちは大事だと思います。

人生の一大イベントである、結婚式。

大なり小なり、何らかのトラブルやハプニングはつきものですし、何一つ問題が起こらないほうが稀ではないでしょうか。

でも、それが二人の絆を深めることもあります。

正に「雨降って地固まる」。

それを実感させるのも、結婚式を挙げる意味のひとつかもしれません。

雨に濡れた窓越しの景色を背景に、
写真を撮っても素敵かも。

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