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フリーランスサポーター、Free’s netです。
フリーランスあるあるのひとつに、“ひとりブラック企業”があると思います。
就業規則も労働基準法も関係なく、好きな仕事をしているからこそやってしまう、長時間労働や休日返上での仕事。
けれども、そんなに休みなく働いて、結果は出ているのでしょうか?
今回は自分を追い詰めず、無理なく継続する方法を探ってみたいと思います。
●何故“ひとりブラック”になってしまうのか
まずはそこを考える必要があります。
人生には“今が頑張りどころ”という時期が何度かあって、その時は多少ブラック化するのは、仕方ないと思います。
例えば独立したばかりの時などですね。
でも、いつまでも脇目も振らずに突っ走るだけでなく、立ち止まって検証する時期もあるはずです。
“PDCA”で言えば、Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)というサイクルを繰り返す訳ですが、最初の“計画”が曖昧だと、自ら立ち止まることなく、だらだらと“実行”を続けるかもしれません。
あるいは“計画”が無謀に高かったりすると、目標が達成されないので、とにかくやり続けることになる恐れがあります。
●他人の言葉に踊らされていないか
SNS(特にTwitter)のビジネスアカウントで散見されるのが「人が休んでいるときに休んでいたら、差はつけられない」というような投稿です。
恐らく、志の高い方が書いているのでしょう。
そして、体力にも自信があり、休みがなくても動き続けられるのかもしれません。
しかし、人それぞれ体力の限界は違います。
先のPDCAで言えば、自分の体力も加味して、計画を立てるべきです。
Twitterやオンラインサロンで、休みなく動いている人を見たからといって、同じようにする必要も、劣等感を感じる必要もありません。
自分にあったやり方やペースで進められるのも、フリーランスのメリットなのに、他人が動いているから自分も動く、なんておかしな話ですよね。
●じゃあ体力があれば休みなく動いて良いのか
今回のテーマを“ひと休み”にしたのは、“突っ走り過ぎた人の反省”を続けて目にしたからです。
体力を過信して倒れた人、年齢を重ねてから若い時の無茶が響いている人、体は大丈夫でも鬱などになった人。
とにかく動いていれば、“頑張ってます気分”が味わえます。
それは自分が優秀だと錯覚させたりします。
休みなく動いてしまう原因が、劣等感から逃れるためだとしたら、“優秀だという錯覚”は麻薬のようなもので、立ち止まると不安になります。
何が自分を突き動かしているのか。
よく見極めるべきでしょう。
●長いバカンスでなくていい
自分が頑張りたいときに、例えば家族や友人から「無理してるんじゃない?ちょっと休めば?」なんて言われても、素直に聞き入れられないこともあると思います。
ここが頑張りどころなのに!とか。
でも、周囲から無茶をしている、とか、疲れているように見えるなら、一度立ち止まるべきだと思います。
何も1ヶ月休んで旅に出ろ、などと言うわけではありません。
1日、いや半日、もしかしたらほんの1時間でも、がむしゃらを止めてみれば、計画の改善すべき点が見つかったり、効率的なやり方を思いつくかもしれないですよね。
また、自分が思っている以上に無理をしていることに気がつくこともあるでしょう。
ビジネスとしてやる以上、コンスタントに継続できるというのも大事なことです。
いざ、本当にやりたい仕事が舞い込んだとき、自分のコンディションが整っていなくてお断りすることになったら、後悔しかないですよね。
頑張り続けるために、ほんの一時でも、心と体を休める時間を取っておきたいものです。
