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フリーランスサポーター、Free’s netです。
今日、新しい靴が届きました。
仕事用の黒い靴・・・今まで何足、履き潰してきたことでしょう。
ヘアメイクを目指す皆さま、ヘアメイクさんにぴったりな靴の選び方はご存じですか?
今回は、なかなかテーマになることはないであろう、ヘアメイクの仕事に適した《靴》のお話です。
●ヘアメイクさんの靴に必要な条件とは
皆さまは普段、どんな靴を履いていますか?
パンプス、スニーカー、ローファー、バレエシューズ、仕事以外のときは、好きな靴を履きたいですよね。
ヘアメイクの仕事は基本的に立ち仕事なので、長時間立っていても疲れない、痛くならないものがよいというのは想像ができますよね。
じゃあ、スニーカーが良いのか。
ここでポイント!
“ヘアメイクさんは意外と靴を脱ぐ”のです!
●ブライダルヘアメイクの場合
私はブライダルヘアメイクを中心にしています。
ブライダルヘアメイクさんは、直接お肌に触れることもあり、花嫁さんに一番近い存在です。
会場にもよるかもしれませんが、ヘアメイクだけでなく、ドレスを着せ付けたりアクセサリーを着けて、花嫁さんの姿を整える、整えたドレスを守るところまでが仕事です。
花嫁のドレスは丈が長かったり、トレーンやベールを引くようになっているので、回りにいる人に踏まれる危険性があります。
和装の場合もそうですが、ドレスを着付けるスペースも、ほとんどのスタッフは靴を脱いだ状態です。
でも、新郎新婦の移動の際は素早く靴を履いて移動にするので、脱ぐのも履くのも簡単なバレエシューズや、ヒールの低いパンプスなどが良いでしょう。
ハイヒールは、ベールやドレスの薄い生地を踏むと、破損の恐れがあるので要注意です。
●撮影スタジオの場合
成人式前撮りなど、写真スタジオで撮影したことがある方は、背景になる大きな紙を見たことがあるでしょう。
あれをバック紙と言いますが、床まであの紙が敷かれていますよね。
靴を履いて踏むと、もちろん足跡がついてしまいます。
でもモデルさん、お客様はバック紙の中央辺りに立っていることがほとんど。
撮影中はカメラの後ろに立って、ヘアセットやメイクの崩れをチェックし、直さないといけません。
そんなとき、靴を脱いで行けば、バック紙を汚しません!
余談ですが、全身を写す場合、モデルさんは靴を履いていることがほとんどです。
その場合、靴は新品か、底をきれいに拭いてあるか、養生テープを貼るなどしてあります。
そして、お客様が映る写真に、スタッフが写りこむのはのは絶対NGなので、ヘアメイクはじめ、スタッフはカメラの死角に入るように気をつけています。
しかも、カメラの角度から見て一番美しい状態を作りたいので、カメラのレンズと同じ角度でチェックできる、カメラの真後ろが撮影中のヘアメイクのベストポジションなのです!
カメラのポジションは靴着用になっているスタジオなら、カメラ後ろ→バック紙の前で靴を脱ぐ→モデルさんに近づいてお直しをする、という動きになります。
そしてまた、バック紙前で靴を履いて、カメラの死角まで逃げます!
なので、ブライダルと同様、素早い着脱が重要なのです。
●足音厳禁!!!
そんな風に素早く移動する、というシチュエーションが多いのも、ヘアメイクの仕事の特徴です。
そのときに足音が響くと、お客様は気になりますよね。
婚礼の現場なら悪目立ちしてしまうし、映像の仕事ならガンマイクで周囲の音ごと録音しているかもしれません。
そのときに足音が響けば、そこでNG、撮影をストップさせてしまいます。
ブライダルのところで、ハイヒールは衣裳の破損に注意、と書きましたが、足音がするという意味でも要注意!なのです。
●仕事に必要なものはヘアメイク道具だけではない
施術に使うブラシや、メイク道具だけでなく、直接ヘアメイクに関係ないところでも、仕事に相応しいものを選ぶ必要性は伝わったでしょうか?
ヘアメイクさんなど美容業だと、見た目のオシャレさも必要なので、ただのウォーキングシューズではダメだし、難しいところですが、探せば機能的でオシャレな靴もたくさん見つかります。
それで本当に動きやすくて足音がしない靴に巡り合うと「来た!忍者靴!」と嬉しくなります。
あなたにぴったりな“忍者靴”、ぜひ探してみてくださいね!
