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フリーランスサポーター、Free’s netです。
今日もまた、重い重いキャリーバッグを引いて、現場に出ていました。
よく「荷物多くて大変だね」と言われるヘアメイク業ですが、この道具たちが産み出すものは計りしれません。
今回は、私が現場に持っていくものをどうやって揃えているか、などについて、書いてみようと思います。
- ヘアメイク業を始める方
- フリーになることを考えている方
- フリーになったばかりの方
などの参考になればと思います。
●プロ用の卸問屋での購入
大阪のヘアメイクさんは、ほぼ皆さんそうだと思いますが、特にヘア道具は、岡本商会での購入がほとんどです。
皆さまのお近くにも、プロ用商材の卸問屋さんがあるなら、絶対に入店証、会員証を作っておくべきです。
業務で使う量を考えれば、卸値で買えるお店、しかも美容専門のお店は貴重です。
実際に自分の目で見て、テスターがあれば触ってみて、購入できるからです。
私はヘア、メイク各5000円設定で、安くはないので、それなりの質のものを使うようにしています。
とは言え、できれば継続して同じものを使いたいし、高額過ぎるものは、経費がかさんでくるので選びません。
一般販売価格(上代と言います)では予算オーバーでも、卸値(下代と言います)なら買えるものも、もちろんあります。
さらに、サロン専売品など、一般では手に入りにくいものを使っていると、より説得力が増すのではないでしょうか。
また、たくさんの商品と比べて選ぶ過程で、新商品や今までなかったような製品の情報や知識を得ることもできます。
近くに実店舗がなければ通販サイトもあるでしょうが、できれば実店舗で実際に手にとって選ぶほうが勉強になると思います。
そして、こういったプロ用のお店なら、店員さんに売り込まれたりもせず、ゆっくりじっくり吟味できるのも利点です。
●一般店舗での購入
逆に一般向けの店舗、デパート、ドラッグストアー、バラエティーショップなどで購入する場合もあります。
一般店舗の利点は、プロ用の店舗とは逆に、美容部員さんなどの説明を聞けること、タッチアップで自分とは違うやり方を体感できること、などがあります。
また、商品POPや在庫状況などで、消費者に人気のある商品、色味などがわかります。
今日まさに、噂の“リップモンスター”を購入できたのですが、店舗での在庫切れ、メーカー欠品などで、何ヵ月待ったことでしょう。
そうやって人気を実感できるし、お客様との会話の話題にもできます。
卸問屋での体験をお客様に共感してもらうのは難しいので、普通の消費者としての体験も持っておくのは大事だと思います。
私はある商品について、「この商品には本物の24金が使われていて…」など、美容部員さんの受け売りで話したりもします。
その商品の良さを一番知っているのは、メーカーの社員さん(じゃなく、百貨店の社員さんの場合もあるけど)である、美容部員さんですから。
(私はメイク講師をしていたので、教え子が美容部員として店頭に立っていたら、少しでも売上に貢献したくて、その子から購入することもあります)
●裏ワザ?ネットでの購入
そうやって、美容部員さんに色々教えてもらったりして、そこで購入したいけど、どうしても予算オーバーなときなどは、ネットでも同じ値段かを調べます。
そうすると、ハイブランドほど海外発送などで、店頭より安く購入できることが、けっこうあります。
ちなみにこのサイトは、直接売上が上がるものではないので、少しでも運営費が稼げればラッキー!と、アフィリエイト広告を貼っています。
広告を置いている“コスメデネット”さんなどは、ポイントを貯めて使えたり、購入回数などで会員ランクが上がれば割引率が上がったりもするので、通販サイトを上手く利用するのもアリだと思います!
物によっては、好きな色なのに日本での販売は終了していて、海外から取り寄せれば購入できる、ということもあるかもしれません。
私はどこで買うにしても、自分と違う肌質や髪質の方の感想を知りたくて、@cosmeなどの口コミを一度はチェックするので、通販サイトならそのまま購入、ということもあります。
ただもちろん、配送に時間がかかるので、急ぎのものは店舗で購入が確実です。
●上手く組み合わせて道具を“育てていく”
どの買い方にも結局、メリットとデメリットがあります。
そのとき状況に応じて、上手く組み合わせていきたいですね。
ところで、タイトルは“お道具さん”と、ちょっとふざけたような言葉遣いになってます。
講師時代、同僚のネイル講師の先生が“お道具”と呼んでいるのが、「大事なものだから“お”がついてるんだろうな」と感じて好きだったんです。
そして、道具って必要なものを足したりするうちに、生き物のように成長していきます。
そういうことをひっくるめて、擬人化したような“お道具さん”と呼んでみました!
“お道具さん”は、大事な大事な相棒です。
これがなければ、ヘアメイクさんは何もできないですから。
だからこそ、妥協することなく揃えて、育てていきたいものです。
本当は、ヘアメイク道具以外にこういうものを持ってると便利ですよ、まで書きたかったのですが、既に長文なので、今日はここまで!
また、続編を書くことにします……。
