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フリーランスサポーター、Free’s netです。
この年末辺りによく耳にするようになった、新しい技術として“メタバース”があります。
平たく言えば『仮想空間』、しかもそこで人と交流する、というところが最大のポイントのようです。
仮想空間では、自分のアバターが自分の代わりにミーティングに参加したりするわけです。
と、いうことは。
現在また、新型コロナウイルスの感染者数がかなりの勢いで増加しています。
ヘアメイクさんなら「こんな成人式前に…」と、色々心配なことでしょう。
でも、元々、成人式が仮想空間でアバターが参加するものなら、感染症による予定の変更はなくなります。
結婚式や卒業式もそうです。
この2年間、人生の中でも大きなセレモニーが延期、キャンセルと、悲しい思いをされた方がたくさん、いらっしゃいます。
新しく発展、拡大していく技術を上手く使って、そんな思いをする方が減らせるなら、それは素晴らしいことです。
けれども、生身の人間が参加しないなら、ヘアメイクをする必要もなく、私達の仕事が激減することは間違いありません。
そこで私は、以下3つの対策を考えました。
- アバターのためのヘアメイクを作り、データ化→NFT化して販売する
- アバターの基になる写真に特化した撮影のサービス、そのためのヘアメイク
- リアルでの交流が0になるわけではないので、従来通りの活動を貫く
1.アバターのためのヘアメイク
メタバースの特徴として、仮想空間内で使うものやそこにある土地などの売買ができるというものがあります。
既にファッションの分野では『メタファッション』と呼ばれる、アバターのための洋服や靴をGUCCI、DOLCE&GABBANA、ルイ・ヴィトンなどのハイブランドが発売しています。
ヘアメイクなら、ウィッグで作った髪型を撮影して、アバターに当てはめることができたら、どうでしょう?
Instagramで人気の美容師さんやヘアメイクさんのサロンに行かなくても、その方の作ったヘアスタイルになれるんです。
技術的にできるのかどうかは、わかりませんが…。
2.アバターの基になる写真撮影サービス
最近は、写真からリアルなアバターを作るサービスも増えてきました。
ゲームなどのようにイラスト的なアバターでビジネス利用されている方もいらっしゃるようですが、やはり実在のその人に近いほうが、信頼感が増すような気がします。
アバター化しやすい写真やヘアメイクというものを見つけて、特化したサービスにします。
衣装などもアドバイスしたり、初めてアバターを作る方も安心できるようにすると、今の「この人にSNSのアイコン撮影してもらいたい!」というのと同じ感じで「アバター作るならこの人にお願いしたい!」という方が出てくるかも。
最初からアバターを作ってる会社と契約しておければ、尚良し。
3.従来の活動を続ける
アバターがセレモニーなどに参加するようになるとしたら、上記の方向に転換したヘアメイクさんに仕事は流れて行くかもしれません。
でも、リアルのヘアメイクの需要が0にならなかったら。
今でも時期によっては技術者不足が課題の業界、その状況に拍車がかかる可能性もあります。
それらを受けられる限り受けていたら、それなりの売上は作れるかもしれないですね。
また、アバターブームみたいなものを経て、リアルで時間や空間の共有に回帰するかもしれません。
皆がアバター向けの技術ばかりやっていると、実際に会うときのためのヘアメイクができなくなってしまう恐れもあり、伝統工芸じゃないですけど、誰かが守っておくことも考えるべきでしょう。
…など、色々考えてみましたが。
実際のところ、どの程度メタバース化して、自分達の仕事がどう変わるのかもわからないし、私の読みが大外れかもしれません。
でも、世の中の動きに無関心過ぎると、いざ仕事がない!となったときに対処が遅れます。
杞憂だとしても、ちょっと考えてみる習慣が自分を守ります。
ただ、個人的には若い皆さんには技術を磨く時間をできるだけ取って欲しいので、こういうことはベテランさんが情報としてまとめて、共有できるのが良いんじゃないかなー、と思っています。
だって、難しすぎるでしょう?
私は今、頭から煙出そうです(笑)
