ヘアメイクと複業

クリエイターを応援、サポートするフリーランスサポーター、Free’s netです。

あなたは〈副業〉ってどう思いますか?

せっかく憧れのヘアメイクになれたのだから、ヘアメイクの仕事だけで食べていかなくちゃ、なんて考えたことはありませんか?

芸人さんなどでも、「バイトをしなくてよくなったら一人前」、みたいなイメージってありますよね。

もちろん、その仕事一本で生活ができるくらいのオファーをいただけるのは、ありがたいことです。

でも。

そこに拘りすぎると、現状のような「自分ではどうにもできない事情で、仕事の機会が減ってしまう」状況になったときに、気持ちの逃げ場がなくなってしまいます。

●生きるためには資金が必要

例えば、緊急事態宣言下では飲食店でのアルコールの提供ができません。

ということは、恐らくバーテンダーの方は、自分本来の仕事はできませんよね。

そんな状況のバーテンダーさんが、どこかでバイトをしていたら、どうでしょう?

「バーテンダーを名乗るなら、バーテンダー以外の仕事をするな」って、言いますか?

夢を叶えるのは素晴らしいことだけど、それ以前に人間は生きていかなくちゃいけないんです。

そして、資本主義社会で生きていくには、基本的には働いて、お金を稼がなくてはいけません。

私はこのサイトや、Free’s netの活動を通じて、夢を叶えるお手伝いをしたいと思っています。

何かのプロであることと、生活を支えるために、それ以外の仕事をすることは、矛盾することではありません。

だからこそ「夢を叶える」の定義を明確にしたいのです。

●フリーのヘアメイクさんにおすすめの副業

今や大企業でも、正社員の副業を認める時代です。

そこには企業の「副業で得た知識や経験を、本業に活かして欲しい」という思惑もあることでしょう。

ヘアメイクさんが副業をするときも、例えば美容室のフロント、みたいな本業に関連した仕事を選ぶこともできます。

フロントなら、普段、カットやカラー、パーマをしていないから技術に自信がない、なんていうのも関係ないし、

特にサロン勤務経験がない方なら、学校では習っていない、現場の知識が身につくかもしれません。

また、全く美容とは関係ない、事務系の仕事なら、フリーランスとしてやらなきゃいけない、経理や営業のことがわかってくるのではないでしょうか。

そんなことを考えると、むしろ、副業をする方が良いような気すらしてきませんか?

もちろん、いくつかの仕事をしていると、労働時間を自分で管理しないといけない、過重労働になっていても自分しか把握できない、といったデメリットはあります。

それでも、このコロナ禍を乗り切ったとしてもまた、想定外の事態が起きたときに、収入の柱は複数ある方が安心だと思います。

●「副業」と「複業」

この文のタイトルが「副業」ではなく、「複業」なのは、お気づきでしたか?

「あくまで私はヘアメイクなんだ!他の仕事はサブなんだ!」と思えば、「ヘアメイク+副業」でしょう。

でも「生活のために無理に別のことをする」というちょっと重苦しいスタンスではなくて。

でも「私、ヘアメイクも得意だけど、飲食業も好きなんだ〜」だとか、「写真も好きだし、ヘアメイクもカメラマンもやっちゃいます!」みたいな、軽やかなスタンスで複数の仕事をするなら、「複業」や「マルチキャリア」のような、どれが一番というわけではない言葉が似合うような気がします。

夢のためにキツいバイトをしたりする「苦労」「下積み」みたいなのは、“昭和の話”なのかもしれませんね。

それぞれの仕事に対しての責任感やプロ意識を失わない限り(それが一番大変なのかもしれないけど)、もっと気構えずに、ポジティブに「複業」をしていけば、

せっかく始めた憧れの職業を生活のために諦める、という悲しい事態にはならないのかな、と思います。

複数を混ぜ合わせれば、新しいものが生まれるかも。

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