お仕事依頼フォームを開いていただくと、色々細かい項目もあり、しかも必須になっているので、「面倒だなぁ」とか「こんなに手の内を明かせないよ」と思われるかな、と心配しています。
ただ、項目を設定する際、
☆仕事を受けるかどうか、判断できる材料が揃っているか
☆人を紹介するときに、どんな情報を伝えたいか
☆実際現場入りするときに困ることはないか
☆業務後、請求書の発行や入金管理に必要な項目は何か
などを考えていると、現状のフォームになりました。
逆に「もっとこんな項目も欲しい」など、ご要望がありましたら、リクエストをいただけると嬉しいです。
以上は実際に、仕事を請ける(請けた)ときに確認することですが、このお仕事情報を会員制などの限定公開にせず、しかもHOME設定をしているのには、もうひとつ理由があります。
自分(自社)の現状確認です。
今は仕事、人材を探しているわけではない方も、「他のヘアメイクさんがどんな条件で受注しているのか」「他社はどういう条件で依頼を出しているのか」をぜひ、ご覧頂きたいと思っています。
例えば、着付師さんなどはお着付けを習っていた先生のチームに入り、仕事を回してもらう、ということが多いように思います。
そうすると、その先生が提示する条件が基準になるでしょう。
マージンをすごく取られていても、疑問の持ちようもないかもしれません。
逆に先生とクライアントとの信頼関係が強固で、破格の好条件で受注し、自分のギャラ設定なども好条件が反映されているかもしれません。
もし、その条件を根拠に「独立してやっていけそう」と甘い見通しを立ててしまっては、危険ですよね。
また、事務所の方なら、例えば他の事務所が提示しているギャラ設定が高い場合、
☆経費の無駄を削減して、人件費(業務委託費)に回せないか、や
☆クライアントの支払い条件を見直してもらえないか、や
☆ギャラを上げるのは難しいから、無料講習など、別の面で条件を良くできないか、
など、自社の現状を振り返り、改善のきっかけにして頂きたいのです。
日々の業務に追われていたりすると、どうしても後回しになるのが“改善”や“チャレンジ”で、現状維持をしていたはずが実は、周囲の現状からはかけ離れていた、なんてことも起き得ますから。
細かい条件は本人にのみ伝える、という方針の事務所様もあるでしょうが、業界を良くするためだと思って、ご協力くださいませ。
勿論、これからヘアメイク、フリーランスになりたい方や、ご自宅にヘアメイクさんを呼びたい個人の方、普段はヘアメイクなしで撮影しているカメラマンさん、など、相場が知りたい方もご参考になさってください。