これを明確にしておかないと、掲載してください!登録してください!と言ったところで、タダほど怖いものはないというか、警戒する方もいるかもしれないと思います。
また、このサイトを運営するのにかかる経費を補う意味で広告を貼っているのですが、そのことでアフィリエイトサイトと思われても困りますし。
無料の理由、一つ目は、私がサイト運営の専門家ではないということ。
その為、プロが運営するサイトほど、時間やお金も割けないし、お預かりした情報を拡散する力も弱いと思うからです。
こんなものがあったらいいな、と思えば、一応、作れてしまうくらいには器用貧乏ですが、本業はヘアメイクです。
ただ、一生一技術者で行けるほど、センスや才能が突出しているわけでもなく、年齢とともに若いお客様のご要望を、感覚として“素敵”と思えなくなる時が来るような気がしています。
その時にどういう道を選ぶのかを考え続けていて、“業界のこともわかる器用貧乏”を活かしての、“技術者のサポート”に行き着きました。
今後のキャリア形成において、多くのヘアメイクさんや事務所さんとの接点を築ける場があるのは強みになります。
理想としては、登録していただいた皆様とのご縁を大事にしながら、お困りごとをご相談いただける人間になり、いずれはコンサルタントとして、特にフリーランスのヘアメイクさんをサポートしていきたいのです。
また、このサイトをトライ&エラーで運営しながらノウハウを身につけ、次にはクリエイターさんとマネージメントなどを行うフリーランサーを繋ぐサイトも作りたいと思っています。
これはFacebookページ“Free’s net” に書いた時の反響も良かったのですが、やはりカメラマンさんなども含め、技術のある方はそこに注力して、マネジメントやスケジュール管理、経理的なことや営業、集客などをアウトソーシングすることに興味があるように思いました。
それらの道筋を作る手段でもあるので、今すぐに、登録料や掲載料、仲介料としてマネタイズしなくても、経験などの形で利益にはなる、というのが二つ目です。
そして三つ目。
これが最大の理由ですが“ヘアメイク業界に恩返しがしたい”。
ヘアメイク、フリーランスとなり、会社員時代にはできなかった沢山の経験ができ、学んだり活動する中で、本当に素晴らしい方々との出会いがありました。
現場でもお客様から「良いお仕事ですよね」と言っていただけるお仕事です。
お客様の喜びをダイレクトに感じられたり、一生の思い出に立ち会えたり、他の仕事にはないやりがいや感動も多々あります。
しかし、ヘアメイクスクールでの業務をしていても学生がなかなか、集まらなくなってきています。
現場で新人さんが入ってきては辞めていくのも、何度も目にしてきました。
このままでこの業界は大丈夫なのかと、不安を感じることもあります。
ですが、ヘアメイクはロボットに奪われる仕事かにも書いたように、この先、人間ができる仕事が減るかもしれない中で、ヘアメイクというのは生き残れる業種だと思っています。
また、企業による正社員の雇用が減っていくのに伴い、注目されているのがフリーランスやパラレルワークです。
ヘアメイクの仕事はフリーランスという形に向いているとは思うのですが、まだまだフリーランスを取り巻く環境は整っているとは言い難い、と実感しています。
だからこそこの環境を整え、フリーランスとなるヘアメイクさんを迎え入れ、長くお仕事を続けて頂きたいな、と思います。
これは業種などを超えた、私の信念なのですが、天然資源に恵まれない日本において、一番の資源は人間です。
昔から続いてきた職人の技であったり、世界でも定評のある器用さ、丁寧さであったり、おもてなしの心であったり。
「私なんてただのOLだし」みたいなことを思う方もいらっしゃるかもしれませんが、専門技術はあるけど事務処理はからっきし、なんて方もよく見かけるので、一般事務の能力も本当に立派な才能だと思います。
ちょっとスピリチュアルな感じになってしまいますが、与えられた資源を活かさないのは神様への冒涜かもしれません。
働き方が変わっていくことで、その資源を活かす機会は確実に増えています。
みんなが目一杯、才能を活かす社会の縁の下の力持ちでありたいと思う、今日この頃です。